時機を逃さない
”悪化した業績を立て直すために抜本的金融支援を伴わない経営改善計画書を作りたい”、 という相談を弊所では仕事柄よく受けます。 その際、”これだけ財政状態の悪化の程度が大きいと計画を作ってもムダに終わる可能性が 高いですよ”、と計画作りの申し出をお断りすることがあります。...
無料のモノは敵か味方か
本日のコラムでは、収益を追求する営利企業にとって“無料のモノは敵か味方か”について考えます。 1.月間PV15億を誇るモンスターサイト 「小説家になろう」という、小説が無料で読めるサイトがあります。無料で読める小説は小説家志望者やプロの小説家が無料で投稿しており、小説掲載...
問題を正しく捉える
本日のコラムでは、問題の正しい捉え方について考えます。 1.問題を発見するとつい何か手を打ちたくなる 問題を発見すると“とりあえず何か手を打とう。不都合が生じたらその都度対処すればいいさ。”と最初に思いついた解決策を実行に移してしまう人、いますよね。これでは、途中で誤りが...
非財務情報にも目を向けて企業における価値創造の全体像を把握する
本日のコラムでは、外部の利害関係者が非財務情報にも目を向けて企業における価値創造の全体像を把握する必要性について考えます。 1.企業の正しい評価に役立つ非財務情報 投資家や金融機関などの外部利害関係者が将来の財務状況を予測する目的で企業を外部から正しく評価するには、どうし...
成熟期の業界ではもう成長できないのか
本日のコラムでは、世の中に登場して100年以上がたつコモディティである段ボールを題材にして、成熟期の業界ではもう成長できないのかについて考えます。 1.成熟期の段ボール業界 成熟期とは、市場の成長率が停滞する段階を言います。対象とする成長率には①ゼロ、②マイナス、③プラス...
経営の要諦(完結編)
本日のコラムでは、第三の要諦について考えます。 1.第三の要諦を必要とする理由 企業経営にとって、仕組みはとても大切です。しかし、仕組み作りだけで企業経営が完結することはありません。それを担保するために、第三の要諦が必要になるのです。 2.第三の要諦に求められること ...
経営の要諦(続編)
本日のコラムでは、第二の要諦について考えます。 1.第二の要諦を必要とする理由 企業経営において、戦略を美しい言葉でかっこよく表現するだけでは、何の意味もありません。組織が一丸となって戦略を実行して大きな成果を得て初めて、戦略に価値が生まれるわけです。それを担保するために...
経営の要諦
本日のコラムでは、経営の要諦について考えます。 1.経営の本質 経営の本質とは「現場の人々(大勢の他人)を通して企業にとって望ましいことをきちんと実行してもらうこと」である、と私は考えています。 2.経営の要諦 では、どんなことが経営の要諦になるのでしょうか。上述した経...
M&Aによるシナジー効果の過大評価を防ぐ
本日のコラムでは、M&Aによるシナジー効果の過大評価を防ぐ方法について考えます。 1.M&Aによるシナジー効果の過大評価 M&Aによる事業展開を検討する際、買収先企業との間に生まれるシナジー効果を過大評価してしまうという問題があります。買収に先立ちデューデリジェンスという...
投資を最終判断する基準
本日のコラムでは、投資を最終判断する基準について考えます。 1.投資とは 投資とは、企業が成長するために欠かせないものです。具体的には、既存事業における設備増強や新製品開発、競争力強化のためのM&A、さらには新規事業に乗り出すための投資などがあります。...